ストピで別楽器持ち込みは是か非か

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中日新聞の記事です。

https://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20200223/CK2020022302000026.html

駅ピアノでバイオリンを持ち込んで一緒に演奏していたら、運営スタッフに止められたとのこと。別の楽器の演奏は許可していないことが理由です。それ以外にもピアノの音がうるさい、観客が邪魔、といったクレームも届ているそうです。

別楽器持ち込みはルールとして明確にNGとしているストリートピアノもありますから、トラブルを未然に防ぐためにも、このニュースを見て明示していくところが増えていくと思います。うるさい問題から見ても、別楽器あればさらに音量上がりますから、基本やっぱり難しいと思います。

ストリートピアノを運営する上での2大クレームが、「うるさい」「邪魔」です。新百合ヶ丘のストリートピアノもそれが理由で撤去されました。

まず「うるさい」問題についてですが、中古や譲り受けたピアノを設置していることからも分かるように、予算があまりない中で運営することも多く、調律コストの捻出も難しい状況で、消音装置などを取り付けているところはかなり少ないです。ですので、演奏する側の配慮が大切になってくるでしょう。特に都会の屋内に設置されたストリートピアノは人がたくさん集まることから演奏者も多く、ノリで大音量になってしまったり、そもそも選曲が大音量前提になっている方もいらっしゃいます。

次に「邪魔」問題ですが、こちらは完全に運用者側の問題です。本来であればきちんとゾーニングを行い、観客が立ち止まって良いエリアをきちっと設定すべきです。さらにスタッフを常駐させ、ゾーニングが守られているかを管理すべきです。特に屋内や公共交通機関では大きなトラブルに発展する可能性もありますから、そのような管理コストを無視しての設置は、トラブル発生時に無責任と責められる可能性すらあります。